ジャコウネコうんこーひースタウト
下品なタイトルですみません。
ふざけたような話ですが、世界一高級なコーヒー豆は、ジャコウネコのうんこから取り出したコピルアクという豆だと言われています。
このコーヒーはカフェやホテルで飲むと、1杯2,000円〜8,000円ほどします。
また、希少価値の高い豆なので、中々お目にかかることも飲むこともできません。
このコピルアクを使ったビールを作るため、コピルアクを探す旅にでました。
大阪にはコピルアクを置いている店があるという情報を仕入れ、そのカフェに行きました。
結果、現在はもう置いていませんでした。
マスター「仕入れようとしても数が少なく仕入れられないんです」
西口「そうなんですね」
マスター「わざわざ九州からコピルアクを目当てにこのカフェに来たお客様も過去にはいました」
私「すごいですね」
マスター「コピルアクが欲しいならこのカフェに行ってみると良いかもしれません。この焙煎師の方をコーヒー業界で知らない人はいません。もしコピルアクがあるとしたらここかなと思います」
西口と私「行ってみます!」
マスターから色々教えてもらった私達は、後日そのカフェへ向かいました。
コーヒーが出来上がるまでの工程の一つに焙煎(ばいせん)というものがあります。
簡単にいうとフライパンで豆を炒めるようなイメージです。
この工程が無いとコーヒーは美味しくなりません。
その焙煎を極めた方がやっているカフェに行きました。
結果、現在はもうコピルアクを取り扱っていないとのことです。
しかし、ここでも色々コーヒーについて教えてもらいました。
ちなみにこの焙煎士の方は、コーヒー豆を見たり、嗅いだり、食べるだけで、コーヒー豆の品種や、コーヒーの木の健康状態までわかるそうです。
す……すごい!!
美味しいコーヒー作りを求めて世界中を駆け巡り、世界50ヶ国以上、ブラジルやミャンマーなどコーヒーが盛んな国にはそれぞれ10回近く行かれており、生産現場も見ているそうです。
この方から、SCAJというコーヒーイベントの招待券をもらいました。
いざ、東京へ
西口とSCAJの会場に入りました。
1年に1回開かれるこのイベントはアジア最大級で、まさにコーヒー界のコミケです。
会場内では出店されているコーヒーを飲めたり、生産者と話せたり、イベントを楽しめたりできます。
結果、コピルアクは見つかりました。
インドネシアの生産者の方も出店されており、直接仕入れられることになりました。
生産者の方は日本語を話せないので、留学経験のある私が英語でやりとりをしました(ドヤ)。
ちなみに、招待券を頂いた焙煎士の方はこのイベントで、ミャンマーから3tのコーヒー豆を購入されていました。
……ゾウかな?
海外送金って大変なんですね。
銀行の手続きと言っても待機がほとんどですが、送金するだけで2週間もかかりました。
無事、目当てのコーヒー豆が遂に届きました。
焙煎していただくのが楽しみです。
コピルアクを探す旅はまさにRPGでした。
カフェを訪ねたり、話を聞いたり、招待券をもらってイベントに向かったり。
これから焙煎、ビール作りという工程に進みます。
つづく